日本でも一番大きな断層帯である「中央構造線」とは一体どのような断層なのだろう?
<中央構造線とは?>
熊本が西端とされ、大分~佐田岬半島~紀伊半島~静岡~長野~関東
にある数千キロにも及ぶ断層帯のこと。
この、中央構造線が引き起こしたと言われている「慶長大地震」の最大震度はM.7.0クラスとも言われており、その被害は凄まじいものだったようだ。
<慶長大地震>
慶長年間(1596年-1615年)に日本列島で起こった地震。
慶長の大地震(けいちょうのおおじしん)ともいう。ただし、正確には慶長伊予地震、慶長豊後地震、慶長伏見地震発生は文禄5年であり、その後、これらの天変地異を期に文禄から慶長に改元されている。(ウィキペディア引用)
<熊本大地震との関係は?>
この中央構造線の西端には、布田川・日奈久断層があり、2016年4月に大規模な地震が起きた熊本の下にある断層。
この地震が慶長大地震と何らかの関係があるかどうかは分からないが、気になる記事を見つけたので一部載せておこう。
<TBSニュースから>
熊本県は西原村、大きな揺れを引き起こした布田川断層帯の上にある場所だ。そこに住む住民の男性が、この村の郷土誌を見せてくれという。そこには、布田川・日奈久断層が1200~1500年前ごろに活動していたと記されてあったそうだ。
その男性は、「予測してあったな。布田川断層を抱えているので、この辺りは大地震に見舞われるという認識はみんな持っていたと思う」と語ったそうだ。
しかし、実際に大地震が来るとは思わず、今回の被害をうけたという。
<中央構造線の今後>
多くの専門家が、今回の熊本大地震について、400年前に起きた慶長大地震と同じような傾向があるとして懸念を示しているという。
そのため、中央構造線の東の方などでも更なる大地震が起きるかもしれないと頭に入れておく必要がありそうです。
<まとめ>
いつ起きるか分からないのが自然災害。「自分のところは大丈夫」なんて事は、生活している以上ありません。そのため、ある程度の備えは常日頃行っておく必要がありそうです。
「過去・歴史に学ぶ。」先人たちが残してくれた経験や知恵、無駄にしてはいけないと、あらためて認識させられそうだ。
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